突然ですが、トイレ考。

花の家の製作状況は、ただ今便所まわりの製作を行っております。築120年の古民家と言えば当然トイレは汲み取り式。ただ、現在の花の家は、日々訪れる登山客や映画ファンには嬉しい洋式水洗便器に改装されています。

当時のまま、糞尿の汲み取り口が戸板でふさがれています。

昔の便所と言えば、家の中でいちばん不便な場所にあって薄暗く、子供の頃は一人で用を足しに行くのが恐くてたまらず、特に夜は誰かについて来てもらわないと絶対行けない場所でした。
現在のトイレはすごくキレイで、おしりまで優しく洗ってくれるのは当たり前。家の中でいちばん、安らぎを感じる場所にまで格上げされました。

汲み取り作業まで自分たちで行い、子供はそのお手伝いをさせられました。今ではずいぶん清潔になった反面、子供たちは家の手伝いなんてしなくなりましたね。